【ソウル=水沼啓子】21日付の韓国紙、朝鮮日報は、北朝鮮が5月中旬、水素爆弾を開発する技術である核融合反応に成功したと発表した直後、韓国の原子力安全技術院が管理している最北端の測定所で、普段の約8倍の放射性物質ゼノンが検出されていたと報じた。北朝鮮が、水素爆弾開発のための小規模な核実験を実際に行った可能性があるという。 同紙によると、韓国政府関係者は「北朝鮮の発表2日後(5月14日)、韓国北部の江原道にある測定所で大気中から普段の8倍程度のゼノンを検出した」と話した。 北朝鮮が核融合反応に成功したと発表した際、韓国政府は懐疑的な反応を見せていた。