高速無線LAN規格「IEEE 802.11ac」を利用できるようにする電波法関連規則が近く告示される見通しになったのに合わせ、バッファローとNECアクセステクニカは3月27日、同規格に対応した最大1.3Gbpsの無線LANルータなどを発表した。アイ・オー・データ機器も製品投入を予告している。 11acでは、通信に使用する帯域幅が従来(11n)の40MHz幅から80MHz幅・160MHz幅に、変調信号が従来規格の64QAMから256QAMに拡張され、単位時間当たりの伝送量・信号の情報量が増加。またMIMO方式の拡張により、多重数の増減が従来の4多重から8多重に増え、一度により多くのデータを送受信できるようにする。規格上の最大通信速度は160MHz幅・8多重の場合で6.9Gbpsと、11n(40MHz幅・4多重で0.6Gbps)の11.5倍に達する。 11acは現在策定中でドラフト段階。バッフ