米航空宇宙局(NASA)の研究者は、非常に興味をそそる火星での発見についてほのめかしていたが、皆さんは何を期待していただろうか。 NASAの調査員であるJohn Grotzinger氏が、火星探査機「Curiosity」からのデータが、きわめて大きな意味を持つ発見の可能性を示唆していると語ったことが報じられた。しかしここでお伝えするのは、公式に発表された残念なニュースである。 NASAは米国時間11月29日、Curiosity内の化学研究室で分析した土壌サンプルからは、特に重大な発見はなかったことを認めた。 「このような初期の段階で、今回のミッションにおける大規模な新しい発見があるといううわさや推測があるが、それは誤りだ」と、NASAのジェット推進研究所(JPL)は声明で述べた。 「Curiosityが検出しようとしている物質の1種は有機化合物、つまり生命の構成要素である可能性がある炭素含