兵庫県尼崎市内のコンテナから国内で初めて見つかった強い毒を持つ特定外来生物「ヒアリ」について、神戸市は18日、このコンテナが保管されていた同市中央区のポートアイランドのコンテナヤード「PC18」(約14ヘクタール)でも約100匹の生息が確認された、と発表した。同市は対策本部を設置して周辺の調査を進めるとともに、市民に注意を呼び掛けている。 環境省は今月13日、尼崎市内のコンテナから大量のヒアリと卵が見つかったと発表。中国・南沙港から運び込まれたコンテナで、5月20~25日にPC18で保管後、尼崎に移されていた。ヒアリは南米原産で、体長約2・5~6ミリ。刺されると、体質によっては呼吸困難などの急性アレルギー反応が起きる。 今月16日、環境省などによるPC18の現地調査で、このコンテナが置いてあった位置から20~30メートル離れた付近にヒアリのような個体がいるのを確認。アスファルトにある3カ所