2012年5月、東京の空で雲ごしに輝く金環日食。中東からアジアにかけての人々は、2019年12月にこのような「炎の輪」を見ることができる。(PHOTOGRAPH BY XINHUA, EYEVINE/ REDUX) 2019年は、天文ファンにとってうれしい1年になりそうだ。日食や月食が年に複数回起こり、水星の影が太陽を横切るなど、驚くべき天文現象を毎月のように見ることができる。 以下、2019年注目の天体ショーを紹介する。ぜひカレンダーに印をつけておこう!(1月6日以外の日付は米国時間です) 1月6日――部分日食 2019年の天体ショーの幕開けは日食から。北は北海道から南は沖縄まで、この日は日本全国で部分日食を観測できる。国立天文台の予報によると、日食は9時前から始まり、太陽が最も欠ける時間は、那覇で9時39分、東京で10時6分、札幌では10時13分。札幌では太陽の4割以上が月に隠される。