ずっと前から思っていたが、なかなか正面から書けないことがあった。それを今回、朝日新聞デジタルのWEBRONZAに思い切って書いた。「『○○美術館展』はいらない」という文章だ(後半有料)。わかる人にはすぐに何のことかわかるだろう。 「○○美術館展」とは、海外の美術館に新聞社などのマスコミの事業部が億単位の借用料を払ってやる展覧会のことだ。今は朝日が「ボストン美術館展」を東京国立博物館で、日テレが「大エルミタージュ美術館展」を国立新美術館展で開催中だ。6月以降、「マウリッツハイス美術館展」や「大英博物館古代エジプト展」「メトロポリタン美術館展」「リヒテンシュタイン美術館展」など続く。 その多くはコンセプトも何もない展覧会だ。マスコミは多額の借料を取り戻すために自社メディアを使って宣伝するため、どの展覧会も混んでいて作品もよく見えないことが多い。マスコミと国立や都の美術館が組んで、およそ非文化的
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