2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアム、新国立競技場の整備計画の白紙撤回をめぐり、ザハ・ハディド氏のデザイン採用を決めた審査委員会メンバーの英建築家リチャード・ロジャース氏は13日までに、新たなデザインもザハ氏に任せるべきだとする声明を発表した。 声明は「世界最高峰の建築家の一人によるデザインを白紙にしたことは、東京五輪スタジアムの質の低下につながるだけでなく、日本の国際的な信用とデザイン先進国としての評価も損なう」と指摘。「建設費用などの理由でデザインの変更が必要ならば、ザハ氏は喜んで取り組むはずだ」と強調した。 審査委員会は安藤忠雄氏が委員長、ロジャース氏を含む国内外の建築家らが委員を務めた。(共同)