あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展・その後」の展示中止について記者会見する大村秀章愛知県知事=名古屋市東区で2019年8月3日午後5時43分、大西岳彦撮影 名古屋市などで開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、従軍慰安婦を題材とする韓国人作家の「平和の少女像」が出品され、同市の河村たかし市長が撤去を要請していた問題で、主催する実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事は3日記者会見し、像を展示していた「表現の不自由展・その後」コーナーを同日限りで打ち切ると発表した。多数の抗議を受け関係者や観客の安全を考慮したといい、同コーナーは1日の開幕から3日間で中止に追い込まれた。 大村知事は中止の理由について「観覧者に安心、安全で楽しく見学してもらうため判断した」と説明した。像の展示について、県には2日までに計約1400件の抗議の電話やメールが寄せられた。脅迫的な内容のものも多く