任期満了に伴う秋田市長選(4月2日告示、9日投開票)の告示まで、1カ月となった。市政の重要課題の一つが、市中心部のにぎわい創出。市が作成した中心市街地活性化基本計画に基づき、中通1丁目の地権者らが再開発事業区域「エリアなかいち」に商業施設などを2012年に開業した。人通りは戻りつつあるものの、周辺への経済波及効果は限定的だ。中心市街地の現状と課題、今後の展望を探った。(秋田総局・藤沢和久) ◎秋田市長選告示まで1カ月(下)旧美術館活用 秋田市中心部・中通1丁目の再開発事業区域「エリアなかいち」の近くに、旧秋田県立美術館(秋田市千秋明徳町)が立つ。県立美術館が2013年、エリアなかいちに新築移転したため、門は固く閉ざされている。 <創作活動の場に> 市は、旧美術館の一帯を第2期中心市街地活性化基本計画(2期中活)の「芸術文化ゾーン」に位置付ける。旧美術館は県内外の造形作家、舞踏家や市民の創作
福島第1原発1号機 燃料震災前破損70体 全体の4分の1 福島第1原発1号機の使用済み燃料プール内にある燃料棒70体が東日本大震災前から損傷していたことが15日、分かった。プール内に保管されている使用済み燃料292体の4分の1に相当する。損傷した燃料棒を取り出す技術は確立しておらず、2017年にも始まる1号機の燃料取り出し計画や廃炉作業への影響が懸念される。 東京電力は、15日まで事実関係を公表してこなかった。同社は「国への報告は随時してきた」と説明している。 東電によると70体の燃料棒は、小さな穴が空いて放射性物質が漏れ出すなどトラブルが相次いだため、原子炉から取り出してプール内に別に保管していたという。 18日に燃料取り出しが始まる4号機プール内にも損傷した燃料棒が3体あり、東電は通常の取り出しが困難なため、対応を後回しにしている。 損傷した燃料棒は1、4号機プールのほかにも2
旧秋田県立美術館、役目終え閉鎖 活用策いまだ決まらず 活用策が決まらないまま閉鎖している旧秋田県立美術館 秋田市の新県立美術館が9月末に本格オープンした一方で、役目を終えた旧県立美術館の活用策がいまだに決まっていない。県は秋田市に活用策を考えるよう要請しているが、市は「所有者の県が考えるべきだ」と反発。耐震補強のため多額の出費が見込まれることもあり、県も市も積極的に動く気配が見られない。 県は2011年6月、市に旧美術館の活用について検討するよう依頼した。市はいったん検討を始めたが、12年度、耐震補強の見通しが立たない段階では具体案を出せないとして中断。県は「耐震補強は建物の活用策提示後」と主張し、市とは歩調が合わなかった。 旧美術館を含む秋田市中心部には「アルヴェ」「アトリオン」「にぎわい交流館AU」などの文化施設が集中する。似通った文化施設を造ってきたことに住民の批判がある中、市に
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