選挙権年齢の引き下げに伴って認められた高校生の政治活動について話し合うシンポジウムが1日夜、東京で開かれ、一部の教育現場で、事前に政治活動の届け出を義務づける動きが出ていることに対して、参加した高校生から懸念の声が上がりました。 この中で、高校生からは一部の教育現場で事前の届け出を義務化する動きが出ていることについて、「政治に対する意見を持つことが求められているのに、活動を制限されるのはおかしいのではないか」などと懸念する声が上がりました。また、講演した弁護士からは、届け出制にすると生徒が政治的な主張を学校に表明することになりかねず、思想・良心の自由の侵害にあたるといった指摘が出されたほか、現役の教員から、高校生が声を上げやすい社会を実現すべきだといった意見が出ました。 参加した埼玉県内の高校に通う17歳の女子生徒は「届け出の義務化は、自分の心の中を教師に知られて、何かが起きるかもしれない