日々、平穏に暮らしていても、怒りたくなることやつらいこと、不安になることは、誰にでもあるだろう。そして、そういった怒りや不安などの感情をコントロールすることは難しいものだ。 『自分のこころのトリセツ』(下園壮太、柳本操/著、日経BP社/刊)では、陸上自衛隊の心理幹部としてメンタルヘルスに16年間かかわってきた下園壮太氏が、自衛隊で学び、隊員たちに伝えてきたストレスコントロール、つまり「生々しい感情との向き合い方」のノウハウを紹介する。 物事がうまくいかなかったり、悩みを抱えていれば、弱音を吐きたくなることもあるはず。しかし、現実社会で弱音を吐くことは、なかなか難しい。実際、弱音ばかり吐く人は周囲の人からうとまれる傾向がある。 だからこそ、大事なのはバランス。弱音は軽々しく吐くべきではないが、限界まで我慢したり、感情を抑えられない自分を責めたりするのは間違っているのだ。こんなときに有効なのは
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