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2009年7月13日のブックマーク (1件)

  • 若尾文子と童貞たち 『卍』 [1964] - 仮文芸

    これは面白い。明らかに人を笑わせようとしていて、成功している。特に岸田今日子がすばらしい...「あんた綺麗な体ををををを」「あんまりやわ、あんまやりやわ」「にくたらし、うちあんた殺してやりたい」云々。 +++ 語り手の保造にとって、若尾の内面はわからないものであり続けた。しかし、彼女の結婚を機に、今回の彼は、邪念をひとつ捨てることができた。わからないものをわからないものとして割り切ろうとしたのだった。 岸田の極端な演技は、若尾の造形のシグナルとして働いている。岸田に大げさな物腰をしてもらわなければ、受け手には若尾の魅力が伝わり難い。つまり、それほど今回の若尾の造形には手がかりがない。わからないものをわからないままにしてあるからだ。 船越原理主義者にとって、若尾に狂うあまり岸田に虐待される船越は哀れである。岸田&船越の夫婦漫才をいつまでも見ていたいのにもかかわらず、それを妨害する若尾が憎い。

    若尾文子と童貞たち 『卍』 [1964] - 仮文芸
    movableinferno
    movableinferno 2009/07/13
    保造見てるかーーーっ!