ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (95)

  • 拝むものが無くて合理性を拝む迷える子羊 - シロクマの屑籠

    ネット言説における「合理性」信奉 - 道徳的動物日記 リンク先のブログは『道徳的動物日記』という私の好きそうな語彙が集まった名前で、しかも冒頭に「このブログは利益や金銭目的ではなく人々に対する啓蒙のために書かれています。ありがたがれ。」と記されているので、安易にリンクを飛ばしてはいけないと前々から思っていた。 ところが今回の合理性信奉の話が好きすぎること、筆者のDavidRiceさんが「まとまりのない与太話になってしまった」とはてなブックマークでコメントしているのに勇気づけられて、自分のブログでもっとまとまりのない、自分っぽい与太話をやりたくなってしまった。 *      *      * リンク先の記事は、安易で浅薄な合理性信奉は、不毛で、異様で、ポジティブ心理学や徳倫理学からみて的外れもいいところとなかなかに手厳しい。「コスパ最高!」「合理的選択ができるアタクシってば素敵!」とうぬぼれ

    拝むものが無くて合理性を拝む迷える子羊 - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/12/31
    そうは言っても「全てを仮説として疑う」方法論としての『科学主義』は、信仰それ自体へのアンチとして、他の『信仰』とは一線を画すと思うなあ。ちなみに神仏を殺した最大の功労者はプロテスタンティズム。
  • 人間を繁殖させられない日本動物園、それとフィンランド動物園 - シロクマの屑籠

    www3.nhk.or.jp 日少子化進んでるってよ。 ときの首相が、少子化問題を「国難」と評するようになった。実際、国難だろう。だからといって若い男女を強制的につがいにして、強制的に出産なんてさせられない。 人間が子どもを産まないと社会が破綻するので子どもを産ませるようにするとかいう非人道的な目論見、正直なところ一般市民の立場で肯定できるか?みたいなところがある #社会のためとはいえ俺ごときが他人に対してそこまで侵犯できないでしょってなっちゃう— クロダオサフネ (@kuroda_osafune) 2019年12月26日 個人主義や社会契約のロジックにもとづいて考えるなら、挙児・出産という現象は、当事者の主体性にもとづいたものでなければならないはずである。だから「産め」と強制するのでなく「産みたい」という意志によって、あえて意地悪な言い方をするなら産みたくなる動機付けをする必要がある

    人間を繁殖させられない日本動物園、それとフィンランド動物園 - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/12/29
    日本の潜在的農業生産力で養える人口は6000万人なので、地球環境のためにはそれくらいまで漸減して安定するのが正義かと思う。今は100年くらい続く過渡期の序盤。同じことがこれから200年かけて世界レベルで起こる。
  • 革命的非モテ同盟、いまどきの男女交際、資本主義 - シロクマの屑籠

    news.careerconnection.jp クリスマスイブにちょっと心温まるニュースを発見してしまった。 革命的非モテ同盟が、2年ぶりにクリスマス爆砕デモを行ったのだという。リンク先の記事はこう報じる。 “恋愛主義”の打倒を掲げる団体「革命的非モテ同盟」は12月21日、渋谷駅周辺で恒例の「クリスマス粉砕デモ」を実施した。ニコニコ生放送による中継が行われる中、参加者たちは約40分間にわたり、クリスマスの機運が高まる街中を練り歩いた。 昔の私は、この手の非モテパフォーマンスをただバカバカしく思っていた。ところが歳月が流れても活動が受け継がれている。曲がりなりにも運動が継承されているのを見ると、ちょっと考えてしまう。それと、クリスマスやバレンタインを恋愛主義の象徴とみなしてデモンストレーションする、その姿勢が00年代当時よりも「さまになっている」と私は感じてしまった。 少し前に、私

    革命的非モテ同盟、いまどきの男女交際、資本主義 - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/12/25
    ぜひシロクマ氏には自身の子供に「パパとママは資本主義に駆動されて性交渉し、その結果資本主義の道理に従ってお前という生産財がリプロダクトされたのだ。お前も同じことをするのだよ」と教えてあげてほしい。
  • 「コツコツ努力する」への違和感、あるいは反発 - シロクマの屑籠

    anond.hatelabo.jp goldhead.hatenablog.com 二人が書いた二つの人生を立て続けに読み、何か書きたくなった。 私の脳内で最近渦巻いている何かが出かかっている。 うまく書けるだろうか。 *    *    * 「底辺を這うおれには努力というものがわからない」を記したgoldheadさんには、文筆の才能があると私は思っている。ところがgoldheadさんはコツコツと努力を積み重ねることができなかったか、やらなかった。できないとやらないは、ある程度は重なるが、ある程度は別の問題でもある。ともあれ、自分自身の能力や才能を、努力をとおして「社会化」することにgoldheadさんが長けていなかったことだけは間違いないだろう。 対照的に、「追いつけ追い越せ」を記した匿名筆者さんはコツコツと努力を積み重ねることには長けていて、学歴に勝る同輩たちを追い越してしまった。 匿

    「コツコツ努力する」への違和感、あるいは反発 - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/12/02
    この人、才能と努力という二つの軸を強調することで、成功への第三の軸である「社会資本」(≒コネ・身分・階級)という説明変数(まさに中世ヨーロッパで猛威を振るった)から目を背けさせてる気がするなあ。
  • 愛知県兼業農家に生まれてトヨタ入社は異世界転生か - シロクマの屑籠

    異世界でもチートでもなく、愛知県の兼業農家の家に転生して充実した学生生活を過ごしてトヨタに入社・結婚・子育てして転生前の記憶が偽物のように思われていく話でもええねんで— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) October 29, 2019 今、アニメ化されるウェブ小説といえば異世界転生モノだけど、現代に転生したらどうだろう。異世界もチートのたぐいもなく、平凡に現代、平凡な人生に転生したら、物語としては面白くなくなってしまうんだろうか。 現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変 -小説家になろう 転生モノだからといって異世界とは限らないわけで、上掲リンク先の作品は、主人公がバブル崩壊たけなわの日に転生する。ウェブ小説連載だけあって、カタルシスには事欠かず、知識やネタの引き出しも多い。なにより、バブル崩壊に臨む喜び! 仮想戦記モノっぽさがある。悪

    愛知県兼業農家に生まれてトヨタ入社は異世界転生か - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/10/31
    横道だけどバブル期に転生したら1987年の上場時から90年までひたすらNTT株を信用売りし続ける。周りから「今が絶好の買い時なのに頭がおかしいんじゃないの?」と思われようと、倍々の信用売りを続けて90年に引退する。
  • 週末の国道には空気の読めない車がいっぱい - シロクマの屑籠

    「IQ」ではなく「コミュニケーション能力」こそ、真の意味での知的能力なのかもしれない。 | Books&Apps リンク先の記事は、対人コミュニケーションが関与するさまざまな仕事や場面で「他者の考えていることを類推する能力」「社会的知性」が重要であることを紹介している。このあたりがコミュニケーション能力の大事な要素というのはたぶんそのとおりだろう。 ここからお役立ちっぽい話もできそうだけれど、今日は日曜日なので、週末の風景の話をする。 週末になると、地方の国道沿いに建ったショッピングモールに向かって乗用車の長蛇の列ができあがる。地方ではお馴染みの風景だが、ほかの車の挙動を観察していると「他者の考えていることを類推しながら運転しているドライバー」と、「他者の考えていることを類推せずに運転しているドライバー」がいることに気づく。 「他者の考えていることを類推しているドライバー」は、他の車の細か

    週末の国道には空気の読めない車がいっぱい - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/10/27
    個々のドライバーの事情(元々の器質的認知能力や運転スキルの個人差)を勘案せずに統計的裏付け無き印象論を語るシロクマ氏こそ、他者への想像力を欠いているように見える。週末に運転慣れしてない車が増えて悪いのか
  • 駅チカに、効率至上主義なブルジョワの夢を見る - シロクマの屑籠

    タワーマンションと駅徒歩何分のお話 - novtanの日常 リンク先の文章を読んで、駅徒歩数分といった、いわゆる「駅チカ」と呼ばれる住まいの魅力を私はかえって理解したような気がした。駅チカ、都会生活に最適化されている人には非常に魅力的な住まいなんじゃないだろうか。 リンク先のNOV1975さんは、以下のようにおっしゃる。 駅直結のタワーマンションで云々、という広告を見るたびに「へー誰が住むんだろうね」という感想をみんなで漏らしながら、その街の良さはどこだったろうと心を巡らすのだ。 言ってみれば、駅徒歩何分にこだわるということは、都会の忙しさに直結する住まいを選択するということにほかならないのではないか。魂を都会というものに縛られている。 ここでいう「都会の忙しさに直結する住まい」とは、都会の忙しさに最適化した住まい、と言い換えることができる。ここでいう都会の忙しさの正体は、時間とお金のコス

    駅チカに、効率至上主義なブルジョワの夢を見る - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/10/17
    アホか。近代化以前の旧来の住まいこそエコノミックな動機(山の恵みや水の恵み)と密接に関わっており、それ故に「河原者」という差別用語もあったわけで。昔の人の住環境こそ身分や階級で功利的に分断されてたよ。
  • おのぼりさん、タワーマンション、自然災害 - シロクマの屑籠

    まず、下記リンク先の文章を読んでいただきたい。 武蔵小杉の浸水被害は叩いてもいいという風潮 - レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ 武蔵小杉は私たちのような共働きおのぼりさん夫婦を受け入れてくれる場所だったということもあり、このエリアに住み始めてもう5年ほど経過。そうこうしてる子どもも生まれて、街に愛着も持つようになりました。 この文章を読み、私はずっと前からモヤモヤしていたタワーマンションに対する気持ちが整理できたので、言葉にしてみたいと思う。 「地方でいう、山を切り拓いて作ったニュータウン」の首都圏版 タワーマンション不動産屋さんのtwitterアカウントがやたらと持ち上げていることも含めて、近寄りがたいなぁとは思っていた。ちょっと昔、耐震偽装問題が世を騒がせたことも記憶に新しい。 それと、タワーマンションの立っている土地は、なんだか水害に弱そうな気がしていた。 武蔵

    おのぼりさん、タワーマンション、自然災害 - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/10/16
    まあなんだ「安いものには理由(リスク)がある」ってことで、資本主義社会に素人がアービトラージかます隙は無いよねって当然のこと。損失関数が明治化されたのは良いことなんじゃないかね。
  • 子ども部屋から少子化を考えてみる - シロクマの屑籠

    90万人割れ、出生率減少を加速させる「子ども部屋おじさん」:日経ビジネス電子版 日経ビジネスに、随分なタイトルの記事がアップロードされていた。内容はリンク先を読んでいただくとして、さしあたり「子ども部屋おじさん」という語彙が生まれるほどには子ども部屋というのは定着したのか、と改めて思った。 子ども部屋は最初から世のご家庭のスタンダードだったわけではない。 日の民俗 5 (5) 家の民俗文化誌 作者: 古家信平,多田井幸視,徳丸亞木出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2008/08メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る 昭和以前の農村社会の間取りをみると、そこには子ども部屋というスペースが存在しない。家屋はイエのものではあって夫婦や子どものものではなく、そのうえ座敷や客間は地域と繋がりあっていた。そのような家屋しか無かった時代には「子ども部屋おじさん」という語彙は生ま

    子ども部屋から少子化を考えてみる - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/10/09
    単純に経済的に中流以上の階級が子に資本を受け継がせるには、子供部屋で勉強できる環境が必要だっただけのことでしょう。比較されてる不良やヤンキーが平均的には低学歴低収入であることを書かないのは不誠実。
  • いまどきのインターネットは文脈文盲状態が当たり前 - シロクマの屑籠

    1000リツイートを越えるとtwitterの闇が迫ってくる - シロクマの屑籠 上記リンク先の続きとして、いまどきのインターネットでは文脈が読み取りにくいことについて記しておく。 かつてのインターネット、ネットサーフィンするインターネットには文脈があった。それぞれのウェブサイトの構造がツリー状であったこと、ハイパーリンクをとおして他のウェブサイトへと繋がりあっていたおかげで、その書き手・その文章がどういう文脈に位置づけられているのかがハイパーリンクの次元で明らかになっていた。ネットサーフィンという行為、リンク集を辿る行為が、そのまま書き手の文脈を理解する助けになっていた。 ところがいまどきのインターネットは違う。ブログは記事単位で読まれ、グーグル検索などをとおして流入する人々の大半は書き手の文脈など調べるまでもなく、検索文字列と一致した情報の断片だけ持ち帰ろうとする。 このブログのトラフィ

    いまどきのインターネットは文脈文盲状態が当たり前 - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/09/25
    「文盲」という単語を意図して使うことで、そこに「文盲は差別用語ですよ」と噛み付いてきた輩に対して「こういう輩が文脈を読めていない実例です」とドヤ顔するまでが織り込み済みのハイコンテクストな投稿ですね
  • 1000リツイートを越えるとtwitterの闇が迫ってくる - シロクマの屑籠

    twitterは、1000リツイートを越えたあたりから闇が迫ってくる。 ここでいう闇とは、まったく脈絡の無いことをリプライしてくるアカウントや、「テレビに向かって大声で怒鳴っている人のtwitter版」のようなアカウントのことだ。「平然とクソリプする人々」とまとめて構わないかもしれない。 100リツイートまでの範囲では、twitterの闇はほとんど体感しないで済む。500リツイートあたりから少し怪しくなって、1000リツイートに辿り着くか辿り着かないぐらいでハッキリ増える。まったく文章の読めていない人・怒鳴りたいだけの人・不吉なアイコンの人がゾロゾロと現れ、私のタイムラインにその不気味な姿を晒すようになる。 数字だけで考えると、100人にリツイートされれば100人に1人の闇がタイムラインに出没し、1000人にリツイートされれば1000人に1人の闇が迫ってくると考えたくなる。逆に言うと、10

    1000リツイートを越えるとtwitterの闇が迫ってくる - シロクマの屑籠
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    mozukuyummy 2019/09/23
    風水みたいなオカルトで笑える。そのうちリプライツリーに「ありがとう」と言い始めるに違いない。
  • 「子育てするなら都心か地方か」論と、現代の「血筋」の問題 - シロクマの屑籠

    残酷な現実:都心まで通勤1時間以上の国道16号30km圏郊外に一戸建を新築4000万円で買うと10年後の再販2000万円以下。東京駅5km圏の湾岸タワマンなら新築8000万で買っても10年後の再販7500万円ー8000万円。実質負担は後者が安い!こういうのが格差開くメカニズムだからね!試験に出ないけどよく覚とけ! https://t.co/pONFh9TAlI— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) 2019年8月18日 finalvent.cocolog-nifty.com 上掲の、田端信太郎さんのツイートを踏まえて書かれたとおぼしき、極東ブログのfinalventさんのブログ記事を読み、ぼんやりとした気持ちになった。 郊外に4000万円の居をかまえるのと、都内のタワマンに8000万円の居をかまえるのは、どちらが望ましいのか? 田端さんのツイートには将来の価格のことし

    「子育てするなら都心か地方か」論と、現代の「血筋」の問題 - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/08/19
    筆者はグラデーションというアナロジーを用いているが、それはむしろフラクタルと言った方がよい。23区主要部と23区周縁部の関係と相似的な緊張が、地方都市や衛星都市の県庁周辺と郊外の間にも存在する。
  • 「恋愛も結婚もしなくなった日本は未曾有の先進国」 - シロクマの屑籠

    未婚の理由「めぐり合わない」 一方で「探していない」も | NHKニュース 先日、内閣府が少子化社会対策白書(2019)を発表した内容をNHKが報道しているのを見かけた(pdf版はこちら)。 日では、結婚しなければ子育てはほとんど始まらない。だから少子化社会対策白書に未婚男女の意識について記されているのは当然なのだが、白書によれば、結婚を希望している未婚男女の多くが「出会わない」だけでなく「相手を探してもいない」という。 挙児は一人ではできない。少なくとも一般的にはそうである。 にも関わらず、未婚の男女が「出会わなくて」「相手を探してもいない」のだから、結婚は増えないし、子どもの数も増えない。たとえ婚外子を許容する文化風土ができあがったとしても、そもそも、男女が出会わなければ子どもは生まれてこないのである。 少子高齢化という視点で考えるなら、このままでは国力は下がり、税制は混乱し、やがて

    「恋愛も結婚もしなくなった日本は未曾有の先進国」 - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/06/24
    何も新しくないし先端を行っているわけでもない。『闘争領域の拡大』って小説が25年前に通過した話を今更のように語数水増しして焼きなおしてるだけ。
  • 「私のワイン沼」について語ってみる - シロクマの屑籠

    hikakujoho.com 冒頭リンク先は「ワイン沼にこれからはまっていく人向けの記事」だ。 ワインに興味があるけれどもスタート地点に戸惑っている人には役立つと思う。 で、せっかくの機会なので、既にワインを愛好している人向けの文章、というより自分のワイン沼の現状をそっくり書いてみようと思う。 ワイン沼の住人と言っても、沼の内実はだいぶ違う。 ボルドーの赤ワインが好きでひたすら貯め込んでいる人もいれば、カリフォルニア産のやたら値段の高いワインを攻めている人もいる。なかには、安ワイン道場の師範さんのように低価格帯のゾーンを攻め続けている人だっていないわけではない。 好みもまちまちだ。軽くて繊細なワインを好む人もいれば、ずっしりとした、味や香りの強いワインを選ぶ人もいる。 で、私も御多分にもれず、かなり偏ったワインの飲み方をしている。 ここからの文章をワイン沼の住人が読んだら、「なるほど、あな

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    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/06/13
    あなたはワインが好きなんですか? それともワインが好きな自分が好きなんですか?
  • だけど、叱られない社会をみんなが望んだ。 - シロクマの屑籠

    36のおっさんになると「最低賃金を最低ちんちんに聞き間違えたよ、ガッハッハッ」って言っても、誰も叱ってくれないからな。誰も、叱ってくれないんだよ。— 蝉川夏哉の自宅療養 (@osaka_seventeen) 2019年5月15日 上掲ツイートは他人事ではないと感じる。 10代や20代の頃、間違いをやらかしている時や危なっかしい時には先生や先輩が叱ってくれた。ときには「お前、何やっているんだ!」的な、まず怒りが飛んでくるみたいな場面もあったし、理不尽を感じる場面もあったが、ともかく、自分のやっていることをまずいと思っている人がいると肌で感じられる場面があり、それが私の行動を軌道修正してくれた。 しかし30代になり、さらに40代にもなるとそういう機会は減った。今、私のことを叱ってくれるのは、若い頃から私のことを知ってくれている先輩や友人ぐらいのものだ。 私だけが叱られにくくなっているわけではな

    だけど、叱られない社会をみんなが望んだ。 - シロクマの屑籠
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    mozukuyummy 2019/05/16
    端的に言って今の若者の方が旧世代よりも確実に頭が良くなってる。誰だって自分より頭の悪い人間に叱られたいなどと思わない。これからは若者が中年を叱り指導する時代になる。
  • リスクやコストで人生をはかる人に「子育ての意味」は届くのだろうか - シロクマの屑籠

    子どもがいることの幸せや嬉しさを、ロジックで説明することは出来ない: 不倒城 リンク先でしんざきさんが書いておられる文章は私にもよく「わかる」。なぜなら私も、子育てをとおして得られる意味や価値が、リスクやコストといった現代風の考え方にそぐわないと感じているからだ。 でも、このしんざきさんの文章を15年前の私が見たとして、同じように「わかった」だろうか。 たぶん無理だろう。当時の私は子育てをしていなかったし、子育てなんてあり得ないと思っていた。自分のために使う時間やお金が無くなってしまうといった、リスクやコストのことが頭を占めていたように思う。 だから、現在の子育てをしていない20~30代の人々にも、冒頭の文章は届きにくいのではなかろうか。 リスクやコストを考えずに子育てを始めるほうが「おかしい」 いまどきは、コスパという言葉がよく使われて、なかには自分の人生までもコストパフォーマンスになぞ

    リスクやコストで人生をはかる人に「子育ての意味」は届くのだろうか - シロクマの屑籠
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    mozukuyummy 2019/05/10
    これ書いてる人が、その一方で文化資本の効率的リソース配分をappreciate するような記事(https://blog.tinect.jp/?p=59337)を書くのはダブルスタンダードではあるまいかね?
  • 今の若者が成長に必死なのは仕方ないと思う - シロクマの屑籠

    最近の若い人たちが成長することに必死すぎる。 - Everything you've ever Dreamed リンク先、拝見しました。 私も、最近の若い人を見ていて成長に余念がないというか、成長とかスキルアップにまっすぐな人が多いなぁと感じています。 成長やスキルアップに真っ直ぐというより、「ボヤボヤっとしている」若い衆をあまり見かけないと言うべきでしょうか。学歴のいかんにかかわらず、成長します! レベルアップします! みたいな価値観に根差した言動が目立つといいますか。キャリアアップ志向でない人でも、結局、自分が大事にしている分野では精力的かつ効率的に自己開発しているというか。 あと、再就労を目指している若い患者さんの言動を聴いていても、成長します!スキルアップします!みたいな物言いを結構耳にして驚いたりします。10~15年ほど前は、そうでもなかったのですが*1。精神科医を相手取っている

    今の若者が成長に必死なのは仕方ないと思う - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/03/10
    「飽きてきたので」とエクスキューズするあたりは「自分はこのブログに必死になっていませんよ」パフォーマンスのアリバイ作りとしてあざとい。この人の世代は必死さを隠してクールさを取り繕うのに必死。
  • むしろ「バカッター」が少ないことに驚く - シロクマの屑籠

    俗に言う「バカッター」は学校教育の敗北でもある。気がする。 - パパ教員の戯れ言日記 リンク先の記事は、学校の先生によって書かれた「社会問題になるようなSNSへの書き込み(いわゆるバカッター)は学校教育の敗北ではないか」という記事だった。とても真摯なご提言だと思う。 しかし、私はいわゆるバカッター騒ぎには反対の印象を持っている。 バカッター騒動があるたび、若者のネットリテラシーの不足を嘆く声が聞かれるし、それはわからない話でもない。後述するように、若者のネットリテラシーの啓発には私も賛成だ。 だからといって、一握りのバカッターが若者のネットリテラシーの主要な問題をあらわしているとは思っていないし、いまどきの若者はそれなり頑張ってネットにらいついているのではないかとも思う。 「バカッター」の水面下に存在するトラブル バカッターは、一夜にしてインターネットじゅうの噂になる。一件のバカッター案

    むしろ「バカッター」が少ないことに驚く - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/02/17
    いや、そんな相互監視の社会は不合理だし、「バイトテロ」の実害と気分的な害とを混同させかねない。詳細はこちら>https://anond.hatelabo.jp/20190218054651
  • もし「リスクは回避」が「リスクは不道徳」になるとしたら - シロクマの屑籠

    news.livedoor.com 先日、「医薬に依存しない健康」を教義に含んだ宗教団体から麻疹(はしか)の集団感染があったというニュースが流れ、「ああ、これはネットでバッシングされるだろうな」という気持ちで眺めていたが、案の定、痛烈な批判や非難がネットにこだましていた。 これに関連して、はてな匿名ダイアリーanond.hatelabo.jp という短文が投稿されると、「感染症対策をするのは当然のモラル」という声をはじめ、信仰を持つのは構わないが衛生学的に望ましい措置はとるべき、といった指摘がはてなブックマークに集まった。 私には、この一連のできごとが現代社会の常識を再確認するチャンスのようにみえたので、頭の整理をしてみようと思う。 「信仰の自由」vs「リスクをもたらす信仰は駄目」 宗教は、しばしば科学やエビデンスに則った常識から外れたことを信徒に要求する。 たとえば20世紀後半のロー

    もし「リスクは回避」が「リスクは不道徳」になるとしたら - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/01/28
    感染症対策は道徳じゃなくて他害の科学的エビデンスのある話なので喩えとして不適切。他害性がないのに道徳的に叩かれることとしては欧米での肥満があるが、この喩えで論を立てるのは無理筋。
  • 日本の破局的な少子化と、急ぎ過ぎた近代化 - シロクマの屑籠

    今の20歳が40歳の半分しかいないって当にいい話だと思う。戦争でもあったのかな?— 🦀カニカニカーニバル🦀 (@yu1096) 2018年11月7日 たぶん、このツイートはブラックジョークのつもりで書かれたものだろうが、私には冗談にみえなかった。 「今の20歳は40歳の半分しかいない。戦争でもあったのかな?」というツイート、ジョークのつもりかもだけど、これ、実際戦争に匹敵するようなカタストロフィがあったのに気付いている人があまりいない、ってグロい状況を反映しているなぁ、と思った。— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) 2018年11月8日 乳児死亡率の低下によって起こる第一の少子化は、それほどカタストロフではないし、アメリカやヨーロッパのベビーブームが証明しているように劇的少子化とも限らない。しかし、東アジア諸国などで今起こっているような第二の少子化

    日本の破局的な少子化と、急ぎ過ぎた近代化 - シロクマの屑籠
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/01/07
    これは当然のことだ、遺伝子操作によって「人類」自体が次のステップに進もうとしているのだから。多産多死の「自然淘汰」による遺伝子プールの品質保持は野蛮な過去の風習となり、超少産・超少死が人類の未来となる