有名大学を卒業し、大企業に勤め、定年まで働き退職金をもらう。高度経済成長時代を支えた憧れの社会システムとされたものだが、これらも今となっては本当に才能のある者たちを食いつぶすに過ぎないシステムなのかもしれない。 日本が誇る大企業NTTの社内で育成された人材が、続々とGAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)に引き抜かれているというのだ。このことからNTT側は体質改善と報酬制度の見直しを発表したが、それでも人材流出の流れは食い止められていない様子。 これらが話題になる前後、NTTを退職し外資系IT企業へと転職したエンジニアが転職理由として、給与の範囲が年間653万円~800万円程度と狭い点、それ以上に「低レベルのITリテラシーな人間が実権を握り経営判断をしているという状況への絶望」といった点、さらには労働組合にエンジニアの待遇改善を要求したところ「ソフトウェア