(写真)将棋新人王戦第2局で対局する横山泰明四段(右)と糸谷哲郎四段。向こう右は立会人の小阪昇七段、中央は徳永慎二しんぶん赤旗関西総局長=12日、大阪市・関西将棋会館 第三十七期将棋新人王戦U―26決勝三番勝負は、勝率トップの糸谷哲郎四段か、キャリアを重ねた横山泰明四段か注目の一戦でしたが、十二日、大阪・関西将棋会館で行われた第二局は午後五時五十四分、横山泰明四段が投了し、糸谷四段が一九〇手の長期戦の末勝利しました。 午前十時、立会人の小阪昇七段、「しんぶん赤旗」の徳永慎二関西総局長らが見守るなか、対局開始。序盤、後手の糸谷四段が4、6手目に連続して端歩を突くという定跡からかけはなれた意表の手段に出て、駆け引きに満ちた将棋になりました。 振り飛車戦法を得意とする横山四段ですが、この端歩を見て、居飛車戦法の布陣を敷きました。一方、右玉戦法が得意の糸谷四段も今回は玉を左に囲い、相居飛車のたたか