「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
『嫌われ松子の一生』を観て。ネタバレ全開。 忙しくしておりなかなか今書いているエントリが進まないのでお茶濁しで映画観に行ってきて思ったことなど。 主に考えさせられたシーンは2つ。 ひとつ目が松子が「独りになるのはもう絶対に嫌なの!」って泣きながら女の友達を追い出すシーン。これはもうね、いろんな女性の生活を垣間見ているので心に響きます。 それまでに松子はもうボロボロの人生だったわけだけど、でも友達より男を選んで家に篭ってしまい、「言われるままに、なんだかわからないものを運んで」とか、笑えるシーンなんだけどなんか笑えなかった。 というのはこのブログを始めて少し経った 2003 年 11 月頃に出会った女性が某公共事業的な大企業に勤めていた時、自分のあらゆる物を或る男に捧げて逃げられたってのを思い出して。その子は当時 30 才でその男と結婚前提で付き合ってて全財産何百万かを騙し取られた
あれを要約すると 努力すべし。 以外に読み取れなかったのは自分が読解力が無かったからなのでしょう。こういうステレオタイプな言動を行う事によって得られる効果という事を考えての深謀遠慮なのかもしれませんが、思いつかないのでストレートに受け取ります。努力すべし。なんて保守的で陳腐な言葉なのか。そりゃ、結局はそれしかないというこの世の真実なのかもしれませんが、それじゃあまりにもあんまりだ。時代の先端を駆け抜けようとする起業の人が、そこら辺の中小企業の人と同じ哲学、数多いる平凡な先生と同じような考えしかなかった事に。 あぁ、自分はこんな平凡な考えしかないんだということを見せつけて、誰でも起業なんてできるんだ、自分は特別じゃないといってみんなを元気づけようという狙いなのか。 まぁ、でも文章と人間はイコールでもないし、筆が滑るということもよくあるし、余り反応しても無意味なのかもしれない。これでやって来た
書棚を整理していたら、半村良の人生相談「人生ごめんなさい」が出てきて、しばし読みふけった。一九八三年から半年弱週刊プレイボーイに連載されていたものだ。たしか、今東光の人生相談の続編企画かなという記憶がある。 私は半村良のファンでもあるし、小説に描かれている人情話や人生訓みたいのが、この連載にコンデンスされて出ているように思え、そのためだけに週刊プレイボーイを買って読んでいた(若干嘘もあるか)。たぶん、収録されていないコラムもあるなという感じもしていたが、今では確かめようがない。 この本も何度も読み返し、ついには自分の人生観の一部になってしまった。たぶん、今の若い人が読んでも面白いだろう。すでに絶版のようだが、古書で入手が難しいわけでもなくプレミアもついていない。 読みながら、そういえば昨今こんな愚問をよく見かけるなというのがあった。いや、愚問でもないか。「なぜ人を殺してはいけないか」という
高校時代、同じクラスに無類の映画好きがいた。その彼と修学旅行で同じ班になった。行き先は北海道。函館に到着して班ごとの自由行動になったとたん、彼がこう言った。 「映画観ようぜ」 函館の映画館では『メジャーリーグ』がかかっていた。ロードショーなので東京に戻ってからでも観られる。正直、私はその映画自体には興味がなかった。しかし「東京でも観れる映画をあえて修学旅行中に北海道で観る」というシチュエーションの面白さに惹かれた私は、函館観光を一時中断して一緒に観ることにした。 『メジャーリーグ』はまあまあ面白かった。しかし映画が終わって席を立とうとすると彼がこう言った。 「すっげえ面白れえ。もう一回観ようぜ」 え。 いや、もういいだろう。もう一度観ると自由行動の時間は完全につぶれてしまうし、それになにより二度観るほどの映画じゃないし。そう思った。そう言いかけた。しかし彼のいかにも人なつっこそうな笑顔の裏
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
俺は岡村靖幸の不在に喪失感をおぼえない 誤解を恐れずに言えば、俺は「岡村靖幸の不在」に直面している現在、特に喪失感のようなものを持っていないのね。それは彼の不在期間が長く複数あって(活動期間が短く断続的で)、それに慣れてしまっているということもあるし、また俺が「非現場主義」の人間で、岡村靖幸に実際に会いに行かなくても(ライブに通い詰めなくても)平気ということも多分にあると思います。でも理由はそれだけじゃない感じ。 俺は岡村靖幸と彼の音楽を心の底から愛しています。俺より彼や彼の作品を愛している人はたくさんいるだろうし、思いの強さや彼に投じた様ざまな物量を明確に比較することは無意味だとは思うものの、「誰にも負けないくらい!」って言えるくらい愛してます。他人と比較しないならばもっと胸が張れます。俺は岡村靖幸と彼の音楽に対して、自分的にもよくやったと評価できるくらいの愛情と時間を注いでいます。自分
ふたりの5つの分かれ路 フランソワ・オゾン監督のある夫婦の離婚を五つのエピソードを遡ることで描いた映画。 初見の感想はあまり芳しくないものであった。断片的なエピソードから離婚の原因などを推理しようとは思ったものも、渡された手がかりが余りにも少なすぎてわからないし、モノローグが語られることのない過去のエピソードは観客に投げ出されままの感があり、非常に分かりづらく感じた。 だが、映画を見終わったあと恋人と感想を話しあったところその印象は変わった。きっかけは恋人が「ジル(夫)って嫌なやつだね」って言ったこと。自分は妻が悪いとも夫が悪いとも思わず、ただ淡々と見ていたのでその感想が意外であったので、その事についていろいろ話すことで、オゾンの意図がわかったのであった。 とにかくまずこの邦題が最悪なのである。「ふたりの5つの分かれ路」というタイトルから予想される物語は、離婚の原因となった二人が選択を迫ら
そういえば正月「ハウルの動く城」(参照)を見た。いろいろ前評判なども聞いていたのがバイアスになっていて、ちょっと不安な感じもしたが、特に物語り上の破綻もなく、また映像としてもよく出来ていた。ジブリのなかではある意味で一番よく出来た作品ではないかと、言ってみて、ある意味っていうのは、外人が見てということかなと思い直した。 宮崎駿の作品で一番重要なことは私にしてみると、なんであれ楽しめるかということであり、楽しめるという点では「紅の豚」(参照)に次ぐものだった。なんであれ楽しいではないかと中途まで見つつ、半ばあたりで奇妙に考えこまされた。率直に言うと、この映画の主題は、東京大空襲ではないのか。誰かがそんな指摘をしているか知らない。欧米人もこの映画を評価していただろうから、ロンドンの空爆やドレスデン空爆などの連想があり、その意味で一般的な空爆のイメージでとらえられるのだろう……しかし、やはり、こ
ハルヒ(憂鬱)を読んだ。 田村くん(第一巻。どれだけ続くのだ?)とイリヤ(全巻。アニメは藍ぽんがやっているらしい)も買ったので、読もうと思う。 書けないなあ、これ。おれ、絶対に書けないよ、これ。ほんと、こわい。なんかね、女の子の発言を鍵括弧で括ることが恐怖なんだ。わかる? 僕のなかでね、女の子っていうのは、発言しないんだよ。あるいは、ふつうでいうところの発言とは別のことなんだ。 結末を苦手なのは知っておろう。実はまんざらでもない、かもしれない。読み終えて、うーん、と思う。そうとだけ思う。「読後感」が「良い」というのは僕なりには不確かな事柄だけれど、わりと、この、うーん、というのは世間一般で言う「良い」「読後感」なのではないかな、と思う。 わりと僕は忘れっぽい。とくに物語に関しては。物語は、読んでいるそのときだけの、それ、なのだと思う。一回性。一過性。寄せては返し、打っては弾け、いま、いま、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く