福島第１原発事故で福島県いわき市から京都府亀岡市に自主避難した農業を営む男性が、亀岡市内で育てた野菜や米を古里に届けている。「遠く離れた自分にとって、農業は福島とつながる大切な手段」。間もなく発生から６年を迎える東日本大震災で生活環境は一変したが、農業を通じて地元との関わりを少しずつ取り戻している。 亀岡市河原町の鈴木裕一さん（６６）。農業を続けるため、震災翌年の４月に単身で移り住んだ。 震災発生後、国から収穫物の出荷自粛を求める通知書が届いた。農地から検出された放射性セシウムは国の安全基準を大幅に下回るものの、風評被害が広がり、卸売業者との取引が中止になったという。「これからどうすればいいのか。お先真っ暗だった」といい、移住する道を選んだ。京都府の支援を受けて亀岡市に田畑を見つけた。 亀岡市に来てからもしばらくは環境や土壌の違いで思うように収穫できなかったという。試行錯誤を重ね、最

こんにちは、城伊景季（シロイ・ケイキ）と申します。 「怠惰も極めればスタイル」と信じている、わりとぬるめの人生を送ってきた人間です。お手柔らかにお願いします。 さて、そんな私であっても「とはいえあのころはつらかったな」と思ってしまう時代がありました。具体的には当時交際していた彼氏のセキゼキさん（仮名）がウツ病になってしまったのは、私なりにはわりと「試練」の日々でした。今でもあのころのことを思い出そうとすると視界が一段階暗くなってしまうくらいです。 とはいえ明けない夜はないという言葉がありますようにセキゼキさんのウツも今となってはすっかり落ち着きまして、私たちはなんとか暗くて先の見えないトンネルから抜け出すことができた……ような気がします。わっかんないんですけどねー実際は！ だってウツってけっこうぶり返したり繰り返したりする病気だって聞くし！ だけど今の私は自分はもうトンネルの中にいないと感