協会に改善求める 日本レスリング協会の栄和人前強化本部長(57)が教え子で五輪4連覇した伊調馨選手(33)=ALSOK=らにパワーハラスメントを繰り返したとして告発された問題で、内閣府の公益認定等委員会(山下徹委員長)は27日、パワハラ行為を認定したことを明らかにした。協会が第三者の弁護士の調査を通じて認めた4件について「追認」した。委員会は運営が不適切だった疑いが強いとして、協会に5月31日までに改善策などの報告を求めた。 委員会は聞き取り調査を通じ、栄氏が拠点を至学館大から東京に移した伊調選手に対して「よく俺の前でレスリングできるな」とした発言を「個人の人格への配慮を欠いた」と指摘。選手強化のトップだった栄氏について「不適当な言動があった」などと批判した。
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