80%近くの日本人男性は午後7時以降に帰宅し、深夜遅くまでホステスのいるバーで半ば強制的な飲みに付き合わされる人も多い。基本給は低く、サラリーマンは長時間残業して収入の足しにすることを期待される。 ワーキングマザーは、このような勤務時間を多少不都合だと感じているだけでない。家では夫にほとんど家事を手伝ってもらえない。日本のワーキングマザーは家事と育児に毎日4時間を費やしている――夫の8倍だ。 厳しい移民法のせいで、安く家政婦を雇うこともできない。ナイトクラブの経営者は簡単にミニスカート姿の若いフィリピン人に「興行ビザ」を取得できるのに、ワーキングマザーは外国人べビーシッターのビザ申請の保証人になれない。 こうした現状は、日本の国会議員が何を最優先しているかを物語っている。また、なぜ日本人女性がなかなか出世できないのかも説明する。日本の管理職に占める女性の割合はたった10%だ(米国は46%