韓国が配備を計画している米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD(サード))に反発を強める中国で、土地を提供したロッテグループへの批判が激化するなか、日本のネット通販大手「楽天市場」が思わぬ批判を受けている。 楽天市場は中国の通販サイトにも「Rakuten 日本楽天市場」の名前で出店。中国語ではロッテを「楽天」と表記するため、同じ会社と誤解した消費者から「中国から出て行け」などとネット上で抗議を受けた。楽天市場は2月28日、中国語版ツイッターの微博(ウェイボー)上で「韓国のロッテグループとは完全に違う会社で、中国語の漢字が同じということ以外、何の関係もありません」と発表した。 楽天広報は「(抗議の)内容や件数などの詳細は控えるが、間違って受け止めている方がいるようなので、別会社であることを発信した」としている。(北京=延与光貞)
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