条件分岐(conditional)を使えば変数の値によってmakefileの一部を従うか無視するか分岐させることができます。条件分岐ではある変数を別の変数と比較するか、変数を定数文字列と比較させかします。条件分岐ではmakeがmakefile中に実際に「見る部分」を制御するため、実行時のシェルコマンドを制御するのに条件分岐は使えません。 条件分岐の例 次の条件分岐例では、CC変数が`gcc'の時はmakeにあるライブラリのセットを使い、そうでない場合は別のライブラリセットを使います。この動作はルールに変更を与えるものと変更を与えないものの二つのうちどちらのコマンドを使うかで制御します。つまり、`CC=gcc'をmakeの引数に渡す事がどのコンパイラを使うかという事だけでなくどのライブラリをリンクするかという事をも変更することになります。 libs_for_gcc = -lgnu norma