平成22年9月7日 独立行政法人 物質・材料研究機構 Tel:029-859-2026(広報室) 独立行政法人 科学技術振興機構 Tel:03-5214-8404(広報ポータル部) 1.独立行政法人 物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝) 材料信頼性萌芽ラボ(ラボ長:原田 幸明)の一次元ナノ材料グループの唐 捷 グループリーダー及びZhang Han 研究員は、ランタンホウ化物(LaB6)注1)ナノワイヤの表面清浄化技術・結晶制御技術を確立することに成功し、電子顕微鏡の性能を飛躍的に向上させると期待されているランタンホウ化物の実用化に目途をつけることができた。 2.現行の電子顕微鏡では、針状のタングステン(W)の先端から放出された電子を高電圧により加速し、それを用いた電子線によって拡大像を得てきた。電子源をさらに長寿命化しつつ、より高い分解能を目指すためには、電子源から電圧によって直接電