月曜日のこと。連盟で棋譜をコピーしていたら、ある棋譜が目に留まりました。その将棋は最近流行している戦型だったのですが、何と投了図が前例のある局面でした。 詳しくはいずれ専門誌に取り上げられるかと思いますが、いずれ起きるべくして起きる事故だった、とは言えそうです。 たまたま公式戦だったので目に留まりましたが、研究会との符合はすでに起こっていたかもしれません。たまたま投了図だったのでより大きな話題になりそうですが、「実質的な決着」という意味であればすでに何度も起きています。 「ありえない」と思われたことがいつかは起きるのは、大げさに言えば歴史の必然でもあります。僕は子どもの頃「将棋は奥が深いから絶対に同じ将棋にはならない」と習ったものですが、そんな自明に思われたことも決して絶対ではない、ということなのでしょう。 そんな中での竜王戦第3局は角換わり同型。最も研究が必要と言われるこの戦型で、1日目