TBSラジオ「キラキラ」、本日は、ダンカン・ジョーンズ監督の『ソース・コード』という不思議な映画について話します。 アメリカ陸軍のヘリコプター・パイロット、コルター・スティーブンスがアフガニスタンで撃墜された。 目覚めるとそこはシカゴに向かう通勤列車の中だった。 向かいの席に座る女性は彼を「ショーン」と呼んだ。 オレはショーンではない。 オレはなぜ、この列車に乗っているのか? それから8分後、列車は爆破され、乗客は全員死亡した。 次の瞬間、コルターが目覚めると、カプセルの中にいた……。
![爆発までの8分間を何度も生きる『ソース・コード』 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1dce02e060f60b0c713062e8d44e5ba7fc79fd69/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2FT%2FTomoMachi%2F20110422%2F20110422145545.jpg)
クエンティン・タランティーノの新作『イングロリアス・バスターズ』の取材でハリウッドに行ってました。 『〜バスターズ』は映画愛に満ちた、というか、映画が本当に世界を救ってしまうというか、映画が本当に×××を×してしまうという、タランティーノらしさ爆発の痛快作でした。 タランティーノとのインタビューでは「暁の7人」やら「戦争プロフェッショナル」やら「追想」やらの話で盛り上がりました。 写真は『ホステル』の監督イーライ・ロス。 『バスターズ』ではタイトルになっている、ユダヤ系アメリカ人のナチス虐殺部隊の一人を演じています。 その日はタランティーノじゃなくて、デヴィッド・リンチに関して、まったく驚くべき秘密を聞かされました。 『マルホランド・ドライブ』のオチは、リンチがイーライ・ロスから借りた××××××の××××のDVDをたまたま観た時に思いついたという……。 そんなにいいかげんなことでいいのか
「コッポラの胡蝶の夢」のパンフに、コーマン門下生時代のフランシス・コッポラについて書きました。 1960年代初め、ハリウッドのメジャー・スタジオは閉じられていた。 監督やカメラマンなどスタッフの平均年齢はほとんど60歳を越えていたにもかかわらず、大卒の募集は行われず、わずかに縁故採用があるだけだった。 いっぽう、全米各地の大学にはようやく映画学科が設立されていった。大衆の娯楽だと思われていた映画は、フランスで芸術として評価されるようになり、その影響がようやくアメリカに及んだのだ。コッポラもUCLAの映画学科で学んでいたが、何のコネもない彼にとってハリウッドに入るのは不可能に近かった。 まず自主制作で映画を撮ってポートフォリオにしようにも、当時まだ8ミリ映画の機材はまともな映画を作れるレベルには達していなかったし、学生の自主映画を評価してくれる映画祭なども確立されていなかった。そんな状況で、
正月明け早々に嵐の中をハリウッドに出張したよ。 ジャック・ブラック主演の新作映画『Be Kind Rewind(巻き戻して御返却ください)』の取材でね。 ニュージャージーのビンボーな町に古くて汚いレンタル・ビデオ屋があった。 置いてあるのはVHSビデオのみ。でも、DVDプレイヤーが買えないビンボー人や、新しいテクノロジーに追いつけないおじいちゃんやおばあちゃんからは重宝がられていた。 店員はモス・デフ。店の常連はガラクタ置き場のトレイラーに住むジャック・ブラック。 ジャック・ブラックはある日、高圧電線に触れて強烈な磁気を帯びてしまい、店のテープを全部消去してしまう。 そこに常連の可愛いおばあちゃん(ミア・ファロー)がやって来た。 「『ゴーストバスターズ』って映画あります?」 「ちょ、ちょっと待ってください!」 さあ、困ったモス・デフはとんでもないアイデアを思いついた。 ええーい! 自分で『
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