TVアニメ『ドラえもん』の主題歌「夢をかなえてドラえもん」や、乃木坂46のデビュー曲「ぐるぐるカーテン」などの作曲を手がけた黒須克彦(くろす かつひこ)氏は、クリエイターとしてJPOPに携わる一方、ベーシストとして、中川翔子や平野綾、藍井エイルといったミュージシャンのライブ・レコーディングにも参加している。 もともとバンドマンとしても活動していたという同氏は、どのような流れで作曲家という職業を選んだのか。そして、作曲家としての活動と並行してプレイヤーも務めるのはなぜか。 コンペティションや作曲のペースといった現場レベルの話から、自身の作曲家としてのスタンス、さらには現在の日本の音楽シーンについて思うことまで、じっくりと語ってもらった。(リアルサウンド編集部) コンペ出すたびに通ってたら自分のことを過信しちゃう ――最近は音楽に限らず、映画の世界でも脚本家や演出家などの裏方的なクリエイターに