RIO 2020年は、私にとってまさに変化の年でした。まず大きく変わったのは、長年続けていたダンスへの考え方です。Nizi Projectに参加するまでは「自分がこれまで学んできたことを、他人にどう見せるか」ということばかり考えて踊っていました。でも、東京合宿のダンス審査のとき、J.Y. Parkさんから「歌手はダンサーに見えてはいけないよ」という言葉をいただいて。それ以来、自分が楽しむことはもちろん、同時に「見てくれている人を楽しませるために踊る」ことを意識するようになりました。これは、本当に大きな変化だったと思います。 MAYUKA 私は、最初の頃、すごく人目を気にするタイプだったんです。ステージに立っているときも、「いま、私は周りの人にどう見られているんだろう」ということばかりに気をとられていました。でも、自分のことを気にしすぎてパフォーマンスをしても、見ている人には感動が伝わらない