プログラミングを重要な能力だと見なす意見が昔よりもかなり増えたと感じている。以前のIT業界には、プログラマーをコーダーと呼び、設計通りにコードを書くだけの作業者と見る風潮があった。そうした風潮がゼロになったわけではないが、プログラミングが優れた技能だと捉えられる場面は増えたと思う。 プログラミングが注目を集めるようになったのは基本的には良いことだ。ITとは関係ない職業の人が、プログラミングを学んでIT業界に転職しようとする流れも生まれている。プログラミングを題材にした情報商材やプログラミングスクールもよく目にするようになった。 ただ、そうした情報商材やスクールの一部に対して、個人的に違和感を覚えることがある。「未経験者でも年収1000万円を稼げるようになる」といったうたい文句を掲げているケースだ。 年収1000万円を稼げるというのは、それだけ高い金額のオファーを提示される優れたプログラマー
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