DRBDの基本的な構成はどんなものか? ここからは、DRBDの使い方を知る前に、どのような構成でどう動作するかについて、イメージをつかんでいきましょう。 基本はサーバー2台の冗長構成 DRBDはブロックデバイス単位でリアルタイムレプリケートするためのソフトウエアです。複製(レプリケート)するので、基本はサーバー2台の冗長構成になります。一番シンプルな構成は図3のようになります。 左側のサーバーをプライマリ機、右側のサーバーをセカンダリ機とします。通常の運用では、プライマリ機を使用します。この際、DRBDはプライマリ機に書き込まれたデータを、もう一台のサーバー(セカンダリ機)にリアルタイムで複製します。 ここでは、仮にプライマリ機をファイルサーバーとして考えてみましょう。 ユーザーは常にプライマリ機にアクセスし、WordやExcelなどの「ファイル」を格納します。格納した「ファイル」のデータ