新制度をめぐる問題に決着がつきしだい、メジャー挑戦を表明すると見られる田中将大。獲得の意志を示しているのは14球団、入札額は百億円に達するのではないかと予想されている。 ポスティング制度は、もう止めた方がいい。 日本シリーズが終わって球界はストーブリーグに突入したが、このオフ最大の関心事とされる楽天・田中将大投手の去就のカギを握る新ポスティング制度が、日米間でなかなか正式な締結に漕ぎ着けられずにいる。 正確な言い方をすれば、日米の間ではすでに新制度は基本的に合意に達しているのだが、日本国内で意思統一が図れないために、協定締結が頓挫してしまっているというのが現状なのである。 ADVERTISEMENT ここまでの交渉で日本野球機構(NPB)、MLB、MLB選手会の三者間で合意した新協約の内容は、最高入札額を提示した球団が独占交渉権を得るのはこれまでと変わらないが、日本の球団に支払われる入札金