日本のダービー馬マカヒキ(牡3歳、父ディープインパクト、栗東・友道康夫厩舎)が、9月11日、凱旋門賞の前哨戦であるニエル賞(仏シャンティー芝2400メートル、3歳GII)を優勝。日本馬初の凱旋門賞制覇に向けて弾みをつけた。 直前に有力馬が続々と回避し、ニエル賞は5頭立てという少頭数での争いとなった。 圧倒的1番人気に支持されたマカヒキは、クリストフ・ルメールを背に、縦一列となった緩い流れのなか3番手で折り合った。 直線に入ってもしばらく持ったままだったが、ラスト300メートルあたりでルメールがゴーサインを出すとスパートし、前をきっちり差し切った。勝ちタイムは2分35秒84。2着との着差は首。大勝ではなかったが、完勝だった。 落鉄しての完勝は、力の差を感じさせる。 「70パーセントか80パーセントの状態だったが、直線では速かった。まだまだよくなるので、凱旋門賞が楽しみです」とルメール。 ダー