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9月29日、横浜一筋25年、“ハマの番長”こと三浦大輔が現役最後のマウンドに上がった。12安打10失点と打ち込まれながらも7回途中を119球、熱投と呼ぶにふさわしい最終登板だった。 「このまま時間が止まってくれればなと……」 引退セレモニーでそうつぶやいた三浦の姿に、選手もファンも涙を隠さず、試合後の横浜スタジアムは感動一色だった。 時は、1年前に遡る――。 2015年9月29日、ベイスターズを覆う空気は残酷なほどに重かった。 その夜、甲子園でのタイガース戦は、3対3の同点で9回裏に突入する。まず先頭、三上朋也の暴投(振り逃げ)で無死一塁。次打者はバント、これを処理した三上の送球を一塁手ロペスが捕りこぼして無死一、三塁。続く代打・関本賢太郎の打席ではアウトコースの変化球を捕手の嶺井博希が後ろに逸らした。 1つのアウトを取る前に3つのミスをおかしてサヨナラ負け。チームは最下位に転落し、中畑清
新たなところに踏み出した。そんな印象だ。 横浜DeNAベイスターズの主砲・筒香嘉智のレギュラーシーズンが終わった。その数字が凄まじい。打率.322 44本塁打 110打点、打撃2部門で頂点に立った。 もっとも筒香本人には、「ここがゴールじゃない」と言われてしまうだろう。彼にはもっと壮大な夢があり、ここは未来へ進むための過程の1つに過ぎない。 自身の成長曲線について、本人は「目指してきたバッティングができるようになったので、それを続けていけば、簡単には崩れないというのが自分の中にはあります」と話している。取り組んでいる練習に確固たるベースがあることが窺える。 あまり知られていないが、そんな筒香を陰で支えている人たちがいる。プロジェクトチームと言った方がいいかもしれない。 「アリーバ アスリート サポート」 プロスペクト社が手掛ける、プロアスリートのマネジメント事業だ。今のスポーツ界にはアスリ
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