しかし極度の打撃不振で5月11日にDFAとなり、4日後の15日にはロサンゼルス・ドジャースへの移籍が発表されたが、6月9日には右ふくらはぎのケガで故障者リスト入り。同17日には3Aのオクラホマシティ・ドジャースで実戦復帰したものの、ここでもなかなか結果が残せずに、ついに7月7日にはメジャー40人枠を外れて、マイナー契約となってしまった。 「筒香は150km以上の速球を打てない」という評価 文字通りどん底に落ちたのである。 この頃の筒香には、必ずついて回った1つの評価がある。それは「筒香は150km以上の速球を打てない」というものだった。 実際問題としてメジャー移籍1年目の2020年は150km以上の速球に対しては31打数2安打の打率6分5厘で、2年目の21年もレイズでは13打数2安打の1割5分4厘という低打率に喘いでいた。 その現実を筒香自身はどう受け止めていたのだろうか? 【次ページ】