第1回ではパフォーマンス測定項目、第2回ではOSに設定されているパラメータを解説しました。今回は第1回に解説したCPUやディスクに関する情報を収集するコマンドを解説します。 Linuxのシステム情報を集めるのには、標準で使えるコマンドのほかにsysstatパッケージに含まれている「iostat」「sar」「mpstat」といったコマンドを使います。しかしOSインストール時のパッケージ選択画面で、標準を選択しているとsysstatパッケージは導入されません。 sysstatパッケージを導入するには、OSインストール時のパッケージ選択画面で「システムツール」を選択して詳細から個別にパッケージを選択するか、または、SYSSATのサイトからソースコードをダウンロードしてインストールすることも可能です。 sysstatパッケージは上記コマンドを提供するだけでなく、OS起動時にsysstatとcron