[後編]日本から世界規模の基盤を提案,技術には縛られずサービス開発 頓智・ 代表取締役社長 井口 尊仁 氏 通信事業者からの反応はどうか。 日本の通信事業者や機器メーカーからは何のアクションもない。2月にソフトバンクテレコムと共同でプレビュー・イベントを開催したが,ソリューション・プロバイダとしてかかわってくれている。ソフトバンクとは独占的な契約は結んでいない。 むしろ海外のメーカーや通信事業者が積極的だ。具体的にはフィンランドのノキア,韓国のLG電子,サムスン電子,SKテレコム,フランスのブイグテレコムなどから話をもらっている。 セカイカメラは日本から世界規模のプラットフォームを提案できる飛び道具だと思う。国内のメーカーや通信事業者は,これに乗って海外にどんどん進出すれば良いはずだ。そのために人的,資金的なリソースを持っているのだから。 ソフトバンクには最初に話したときに,「うちは国内を