Pythonでコマンドライン引数を扱うには、sysモジュールのargvかargparseモジュールを使う。sysもargparseも標準ライブラリに含まれているので追加のインストールは不要。 sys.argv --- システムパラメータと関数 — Python 3.11.4 ドキュメント argparse --- コマンドラインオプション、引数、サブコマンドのパーサー — Python 3.11.4 ドキュメント sys.argvは非常にシンプルで簡単に使えるが、引数の個数に応じた処理や型変換を自分で行う必要がある。argparseは設定のためのコードが必要だが、オプションを使ったり任意の個数の引数を扱ったりできる。 決まった個数の引数に対して処理を行うのであればsys.argvで十分だが、コマンドラインツールとして使うような場合はargparseを使ったほうが柔軟に引数を処理できて便利。