東京工業大学が学術国際情報センターに導入したスーパーコンピュータ「TSUBAME(Tokyo-tech Supercomputer and UBiquitously Accessible Mass-storage Environment)」は、2006年6月に発表された世界のスパコン・ランキング「TOP500」で7位に食い込んだ。NECがシステム・インテグレーションを担当し、米サン・マイクロシステムズのサーバー「Sun Fire X4600」とNECのストレージ装置を導入している。TSUBAMEの責任者である、同大学の松岡聡教授(写真1)に、導入の経緯と活用方法について聞いた。 --TOP500において世界で7位、日本で1位となった。 まずは、地球シミュレータを抜くことができたのがうれしい。これは、私が2年前から公言していたことだ。 TSUBAMEは地球シミュレータのような専用機ではなく、