日本ネットワーク協会(JNSA)が、コンシューマー向け機器の脆弱性に警鐘を鳴らすために「コンシューマ向けIoTセキュリティガイド」を公開した。今回はコンシューマー向けIoTの状況から現在のIoTセキュリティの脅威がどこにあるかを解説する。 未来の話ではないコンシューマーの分野のIoT 「モノのインターネット」と訳されるIoTは、ここ数年IT業界を騒がしているバズワードだ。車の自動運転を例に、ビッグデータを収集・解析することでこれまでにない価値を生む仕組みなど、ヒトを介して利用する範囲を限定されていたこれまでのインターネット活用の範囲を飛躍的に拡大させる。 モノがインターネットを経由してつながることで、自動的に収集・解析された情報から新たな価値が生まれ、世の中がどんどん自動化されていく――まさに、未来の仕組みといっていいものだろう。しかし、それはIoTの持つ特徴の一面しか見てない可能性が高い
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