Google I/O 2012で発表されたGoogle Glassは、モーションセンサや音声による操作が可能なメガネ型のAndroidデバイスである。Google I/O 2012での予約者には、ほぼ1年後の2013年4月に発送が開始され、Google I/O 2013ではGoogle Glassを装着した参加者が大勢いた。 残念ながら筆者は入手には至らなかったが、Google I/O 2013のいくつかの講演に参加することでGoogle Glassに未来を感じることができた。本稿では、Google I/O 2013でのGoogle Glassに関する以下の4つのセッションから1.の「Developing For Glass」を中心に、開発に関係するトピックを紹介する。 (Timothy Jordan氏「Developing For Glass」 Google Glass開発責任者によるG
スクウェア・エニックス ジェイコブ・ナボク氏 Android OS搭載のメガネ型端末であるGoogle Glass。2012年に発表され、主に開発者向けに限定的に提供された注目のウェアラブルデバイスは、果たして普及するのか? 7月23日から25日に開催されたイベント「モバイル&ソーシャルウィーク2013」(主催:日経BP社)の中で行われたパネル・ディスカッション「スマホ、タブレットの次に来るのはGoogle Glass? -眼鏡型、腕時計型…ウェアラブルデバイスは本当にヒットするか-」で、識者がGoogle Glassを中心にウェアラブルデバイスの可能性と課題を語った。 今回、そこで語られた中で、アプリオで度々取り上げてきたGoogle Glassに着目してディスカッションをまとめた。 パネラーは、ジェイコブ・ナボク氏(スクウェア・エニックス・ホールディングス)、伊藤元氏(ピグマル)、梶井
韓国Samsung Electronicsと米Qualcommはそれぞれ9月4日、スマートウォッチ(腕時計型端末)を発表し、ウェアラブル端末の市場に乗り出した。ハイエンドスマートフォン市場が飽和状態に近づく一方で、ウェアラブル端末市場は500億ドル規模に成長すると見込まれている。 SamsungとQualcommの端末はそれぞれ、ベルリンとサンディエゴで開催されたイベントにおいて、ほぼ同じ時間帯に発表された。約300ドルで発売されるとみられるこれらの端末について、一部のアナリストからは早くも「価格が高すぎるのでは」との疑問の声が上がっている。 Samsungのスマートウォッチ「GALAXY Gear」は、市場をリードする同社のGALAXYスマートフォンと連係するアクセサリ製品として機能し、写真やハンズフリー通話、インスタントメッセージングといった基本的な機能を小さな画面で実行できる。 Qu
Samsungブースの中でもひときわ注目を集めていたのが、腕時計型デバイスの「GALAXY Gear」だ。IFAには一般客も来場できるが、筆者がブースを訪れたのが7日土曜日の日中だったこともあり、かなりの賑わいを見せていた。タッチ&トライコーナーではGALAXY Gearを試す来場者が後を絶えず、しばらく待たなければ触れない状態だった。 Samsung電子の「GALAXY Gear」。6色をラインアップする(写真=左)。GALAXY Gearのタッチ&トライコーナーは、多くの人々で賑わっていた(写真=右) GALAXY Gearの主な機能 まずは基本仕様をおさらいしよう。GALAXY Gearは、GALAXY端末(スマートフォンやタブレット)とBluetooth接続して、さまざまな機能を連携させられるデバイス。ディスプレイは1.63インチのカラー有機EL(Super AMOLED)を備え、
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2013年はウェアラブル(Wearable)元年と言われている。Google GlassやTelepathy Oneをはじめ、身につけられる様々なデバイスが次々に発表され、いよいよ本格的に市場に入っていくようだ。Apple社によるiWatchの発表がうわさされたり、連邦政府がプライバシー問題について言及するなど、アメリカ国内では大きな盛り上がりを見せている。2016年までには60億ドルのマーケットに成長すると見られており、テクノロジー系の企業はこぞって新しいデバイスの開発を進めている。現時点で実際にデバイスを使っている人はごく少数だが、その使用者のうちアメリカで82%、イギリスでは71%の人々が「生活にプラスに作用した」と答えている。では、いったいウェアラブルデバイスはどんなことができるのだろうか?どんな可能性を秘めているのだろうか? Wearableって?? ウェアラブル = 身につけら
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