少数派である黒人のアメリカ人として生まれ育った私は、だいぶ前に、黒人がいつどのようにテレビCMで使われているかに注意を払う習慣を身に付けた。なぜ? 悲しいことに、メディアを視聴している人々の大多数は少数派の人と対話する機会がなければ、そういう機会を作ろうともしないからだ。 従って、多くの人は少数派に関する情報をメディアに依存しており、映画やテレビ番組、ニュース、CMで見る虚構のキャラクター(または解釈や推察)が少数派についてアイデアを与えてくれると信じ、このイメージを現実の人々にあてはめている。 「2組の目」でメディアを見ている こうした中、筆者は少なくとも「2組の目」を通してメディアを見る習慣を身に付けた(他の少数民族も同様なのではないだろうか)。 特に黒人が描かれているメディアについては。 1組の目は、そのCMが売ろうというアイデアや商品と、彼らが採用しているアピール方法に注目する。も
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