外務省は22日、在中国日本大使館員が中国当局に一時拘束される事案が発生したと発表した。森健良事務次官は同日、楊宇・駐日中国臨時代理大使を同省に呼んで抗議し、謝罪と再発防止を求めた。 同省の発表によると、大使館員は21日午後に北京市内で拘束された。外交官の地位などを定めたウィーン条約の明白な違反として、森氏が楊氏に抗議した。 同省関係者によると、拘束された大使館員は「正当な業務」をしていたという。ただ、業務内容については「申し上げられない」としている。森氏の抗議に対し、楊氏は「本国に報告する」と述べたという。