来年春に増える羽田空港の国際線発着枠を日本航空より全日空に多く配分したことについて、太田国土交通大臣は会見で、経営再建の過程で公的支援を受けた日本航空と、全日空との間に経営の体力差が生じていることを踏まえて判断したという見解を示しました。 来年春に増える羽田空港の国際線発着枠について国土交通省は2日、全日空に11往復分、日本航空に5往復分を割り当てることを決めました。 これについて太田大臣は「公的支援を受けて日本航空が再生を進めるなかで、他社との間で大きな体力差が生じている」と述べました。 そのうえで「今回の配分で競争環境が不適切にゆがめられることは、一定程度払拭(ふっしょく)されると考えている」と述べ、日本航空と全日空との公平な競争環境を確保するために全日空に発着枠を多く配分したという見解を示しました。 今回の決定に対して日本航空は「不公正な内容で到底承服できない」として、国土交通省に説