米航空宇宙局(NASA)は1月24日(現地時間)、巨大宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope、以下「JWST」)」が、地球から100万マイル(約161万Km)の目標地点、太陽と地球系のラグランジュ点L2に到達したと発表した。 JWSTは昨年12月25日に打ち上げられた。目標地点に到達するまでの約1カ月間、折りたたまれた状態から徐々にミラーや日よけを広げ、1月8日には展開を完了している。 宇宙で展開した状態のJames Webb Space Telescopeのイラスト(Credits: Adriana Manrique Gutierrez, NASA Animator) L2に到達したのは東部標準時の午後2時。機内スラスターを約5分発射して最終的なコース修正を行って軌道に載った。L2の周りを周回するこの軌道は、常に広い視野を確保でき