熊本県南部などを襲った記録的豪雨で4日、球磨川(くまがわ)が氾濫し、県内各地で土砂崩れや浸水被害が発生した。球磨川流域の人吉(ひとよし)市では、市街地を中心に広範囲にわたって浸水や冠水が発生。一夜明けた5日、市内の景観は一変していた。 球磨川の氾濫で流された車=5日、熊本県人吉市道路沿いの歩道は、途切れることなく泥が続いていた。泥は高さ10~15センチ程度で、粘り気が強い。歩くのも一苦労だ。周囲を見渡すと、横転した車や、道路の中央に流されてきた自動販売機が目に入ってくる。スマートフォンでインターネットは使えたが、電話は一度も通じなかった。いくつかの信号機は動いていない。交差点では、警察官が2人がかりで交通整理をしていた。 浸水した青井阿蘇神社=4日、熊本県人吉市(住民提供)国宝の青井阿蘇神社の前にある池は、蓮の花と朱色の手すりの橋が印象的だ。その手すりは、大きく損傷していた。同神社も被害を
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