11月27日、オリンパスが損失先送りに利用したM&A案件で中心的役割を果たしたとされる日本人バンカー、中川昭夫氏の所在が、ロイターの取材によって香港で確認された。都内で24日撮影(2011年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [香港 27日 ロイター] オリンパス7733.Tが損失先送りに利用したM&A(合併・買収)案件で中心的役割を果たしたとされる日本人バンカー、中川昭夫氏の所在が27日、ロイターの取材によって香港で確認された。ロイターは同氏が関与する会社登記簿など当局への提出資料をもとに住所を調査、香港のマンションで同氏に接触した。 中川氏が率いる証券会社は2008年、オリンパスが実施したM&A(合併・買収)を仲介し、手数料として6億8700万ドルもの高額な報酬を得た。オリンパスはその仲介料を損失隠しに利用したことを認めている。オリンパス元社長のマイケル・ウッドフォード氏が解任