日本維新の会・全体会議で石原慎太郎氏(右)と話す橋下徹大阪市長 =17日午後5時23分、大阪市住之江区・大阪アカデミア(志儀駒貴撮影) 自民党の政権奪還か、日本維新の会など第三極勢力の躍進かで注目される12月16日投開票の衆院選。その結果を展望すると、「自民、公明両党で過半数(241議席)」が実現しても両党に待っているのは多難な政権運営だ。維新などが勢力を伸ばせば政局は一気に流動化する。有権者が望むのは「決められる政治」のはずだが…。 ■ □ ■ 自民党の安倍晋三総裁は23日の岐阜市内での講演で「日本に生まれたことを幸せに感じ、誇りを持てる日本を取り戻すために政権奪還に向かって進んでいる。なんとしても自民党と公明党で過半数を目指す」と強調した。 自民党が210議席以上を獲得すれば「自公で過半数」はクリアしそうだ。その場合、12月25日にも特別国会が召集され、自公連立政権が発足し「安倍首