スタジアムは人を幸せにする。 非日常の空間に集い、プレーに熱狂し、喜びを感じる。それはサッカーだろうが、野球だろうが変わらない真理である。 J3昇格を目指すJFL、FC今治のオーナーを務める岡田武史は今夏、今治市から土地の無償貸与を受けて自前で5000人収容のサッカー専用「ありがとうサービス.夢スタジアム」を完成させた。 観客席からピッチまで8mと近く、柵は設置されていない。海賊船をモチーフにしたつくりで、バックスタンドを設置しないことでメインスタンドからは今治市街と瀬戸内海をのぞむ。9月10日、こけら落としとなったヴェルスパ大分戦では5241人の大観衆を集めた。会場は祭りのイメージで、コンサートあり、グルメあり、インターネットサービスを使っての宝さがしあり。大いに盛り上がりを見せたことからも岡田オーナーが描くフットボールパーク構想は、上々の船出であった。 岡田オーナーにとって、刺激の源泉
![岡田武史と南場智子が語るスタジアムという場所の特権性とは。(二宮寿朗)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/27188683d84e63bdacf44eaf74ec992148e49bea/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2F1%2F-%2Fimg_01a3e796e0b37a2848fbdad4bd808208115568.jpg)