ホーキング博士は「最後の論文」を遺し、それを亡くなる10日前にアップデートしていた。その内容とは、宇宙初期に起こった指数関数的な急膨張(インフレーション)の様子をさらに数学的に突き詰めることで、われわれの知る唯一の「宇宙」の始まりに多元的宇宙のフレームワークからフォーカスを当てたものである。その全貌に迫った。 宇宙物理学者のスティーヴン・ホーキング博士が、2018年3月14日に亡くなった。全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋委縮性側索硬化症(ALS)と闘い続けてきた「車いすの天才科学者」は、これまで独創的な宇宙論を発表し続けてきたことで知られる。「WIRED.jp」は、博士の遺した理論や功績などを振り返るべく、特集企画として5本の記事にまとめた。その第2弾では、博士が亡くなる10日前に更新していた「最後の論文」について、共著者であるトーマス・ハートグ博士へのインタヴューを交えながら解説する。
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