日本の主導的役割重要=TPPで米シンクタンク顧問 日本の主導的役割重要=TPPで米シンクタンク顧問 米国の有力シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン上級顧問は9日、東京都内で記者会見し、環太平洋連携協定(TPP)交渉について「日本が入って主導的な役割を果たすことは重要だ」と述べた。 グリーン氏は「TPPのキーポイントは市場開放ではなく、アジア・太平洋のルールづくりだ」と強調。「非常に高いレベルの貿易、投資、サービスを目指しており、厳しい交渉になる」との見通しを示した。 一方、日本の農業に関しては、協定発効まで数年を要し、関税は段階的に引き下げられることを念頭に「長期的な農業戦略を立案する時間は十分ある」と指摘。その上で「日本の農業は非常に強い競争力を持つ可能性がある。世界のどこを見ても、日本ほど高品質のコメや果物を生産できる国はない」と語った。(2011/11