米ソフトウエア大手マイクロソフト(MS)は13日、米カリフォルニア州アナハイムで開いた開発者向け会議で、パソコン用の新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8(開発名)」の概要を発表した。タブレット型多機能端末の特徴を取り入れ、原則的に画面を手で触れて操作する方式に刷新した。 インターネット経由でデータを管理する「クラウド」サービスも拡充。一方、起動時間を大幅に短縮、消費電力も抑える。2009年に発売した現行OS「ウィンドウズ7」の後継で、発売は来年の見通し。 多機能端末では、米アップルのiPad(アイパッド)が急速に普及し、グーグルがOSで追いかける構図。これらがMSが圧倒的なOSシェアのパソコン市場を脅かしており、MSはタッチ機能を強化して対抗する。 新OSでは、アイコンの代わりに画面を複数の四角形で区切った形の「タイル」に触れてアプリ(応用ソフト)を起動。MSの携帯電話向けOS「ウィンドウ