だから、商品価値を高められない! 日本のスーパーマーケット「平均店舗数が少ない理由」 2019年2月27日 吉田 繁治 商業界の専門誌『販売革新』に、4年前から「新しいチェーンストア理論:再考と展開」というシリーズを連載しています。 書き始めた理由は、渥美俊一氏亡き後、チェーンストア理論を進化・発展させて述べる人がいなくなったからです。渥美氏のチェーンストア理論はウォルマートが始めたサプライチェーン前の1980年代までのものでした。 商品開発論(=マーチャンダイザー論)は破産したシアーズの1970年代のものでした。このため、食品では、米国で進んだ「生鮮のグロサリー化論」だったのです。弁当と惣菜を売る日本型コンビニは否定していました。店内調理はもちろん否定です。 『販売革新』の連載は来月号(2019年3月号)で41回目。1冊の単行本より、長くなりました。最近2回は「食品スーパーの開発マーチャ